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トプカプ宮殿の全貌です。さすが帝国の宮殿は広い。ここで皇帝や妃たちが暮らしました。このイスタンブールの立地が重要拠点だった理由などはこれから調べて行きます。今現在分かっていることが中途半端なので発言は控えますが、当時一番の防御力があったのがこの立地だったそうです。
・大宰相、第一宰相、第二宰相、第三宰相
これまで宰相=政治を担当するトップ、だと思っていたら、ドラマに宰相が何人も出てきました。
大宰相はオスマン帝国独特の役職ということで、皇帝の補佐役。
他の宰相を収集する立場なんだそうです。
考えてみれば、オスマン帝国は多民族国家。宰相一人の判断では民族を把握しきれないのかもしれません。
言語も文化も宗教も違った民族をまとめている国ですし、征服して支配した国にも宰相が存在するはず。
ちなみに、イスラム教というのは聖典クルアーン(コーラン)に法の記述があるのでイスラム国家はイスラムの法で法律を決めています。
だからイスラム単一国家はまとまりやすかったらしいのですが、オスマン帝国はキリスト教徒もユダヤ教徒も存在していたのでかなり特殊です。
ドラマ内で「〇〇の宰相」という言い方が出てくるので、征服した国の宰相はそのまま宰相としてその地域の政治を担っているようでした。
宰相が自治区的に各地にいて、オスマン帝国の宰相としては第一宰相から第三宰相が偉くて、大宰相が全ての宰相をまとめている・・?
調べていくうちに詳細が分かってくると思うので、現状はこんな仮説を立ててみます。
ちなみにオスマン帝国では皇帝が権力のナンバーワンですがナンバーツーは大宰相。
後述しますがドラマの登場人物がこの地位に成り上がります(史実通りなら)。
大宰相は国璽(こくじ)を持っている様子。
ドラマでは新しく皇帝に即位したシーンで大宰相が国璽を返そうとすると、皇帝から「このまま大宰相はお前に」といって国璽を握らせるシーンがありました。
この大宰相が他国に書状を出すときに文書の最後に国璽で蝋印を押しているシーンが出てきます。
書状はくるくると巻いて金の筒に入れて勅使が持参する形なので、封蝋印ではなく文書の最後に蝋印を押す形になっているようです。
※国璽っていうのは国の印鑑です。皇帝の代わりに国の公式文書を発行したり、承認の押印ができる権限を持っていると言う意味です。社判の国版。説明が一気に安っぽくなったな。
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