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憑依型俳優 佐田周もとい、人格乗っ取られ俳優 佐田周(完太くん揶揄命名)との出会いから一年が経った。
ワンクールごとにコロコロ変わるその人格は保育士に、殺人鬼、父親と多種多彩。
色んな佐田周を間近で見れることはとても貴重。
誰もが望んで経験できるわけじゃない。
ただ本人も意識していない端々に落とし込んだ役がもれなくくっついてきて、振り回されることも多々ある。
いや、日常。
“ありがとう”一つとっても役によって言い回しが異なるから殺人鬼から父親役への突然のジョブチェン時の“ありがとう”は、穏やかな殺意しか感じなかった。
そこも全部ひっくるめて佐田周。
わかってる。
わかってる!
けど、慣れない。
(世界一贅沢な戸惑い)
でもそれ以上に大変なのが、この“役作り”過程の相談的な、その他大勢感覚リサーチに応えること。
僭越ながら“普通の人”代表な私は適任だとは思う。
いかんせん引き出しが少ない。
毎回、突然の訪問客に出せるものがなくて水道水を出しているようなもの。
(恥ずかしい)
佐田も“そこ”を求めているから、結果的には“大正解”なんだけど、でもそれじゃあとてもダメな気がして(主観)、頑張って応えなきゃ!と思って(主観)、今日もまた恥ずかしいぐらい空回りしてる(そりゃそうなる)。
そんな状況です。
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