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あれから数か月。
私としては、満を持したクリスマスイブ。
ニッコリ笑顔で送り出してくれた母は、多分何をか察していたのだと思うけど、それには決して触れなかった。自分の中の動物的な部分に素直に従っても良かったのかもしれない。
でも、この気持ちは決して衝動的なモノではないっていう「誠意」みたいなのをお互いにちゃんと示したかったから。
んで、結局、母の言う通り、フグちゃんは相変わらずいい匂いがしたけれど、常軌を逸したムラムラした気持ちはピタリと落ち着いたのだった。
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