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「ネコチャンが遊ぶからペットボトルは取っておいてね」
「そうだねぼくはネコチャンが遊ぶためにペットボトルを転がしておくよ」
「ネコチャンが居るからきみはゴミを捨てられないね」
「そうだねゴミ捨てに行こうとするとネコチャンが足に絡みつくものだから」
「ネコチャンと一緒に遊ぶからきみは寝られないね」
「そうだねネコチャンはぼくとYou Tubeを一緒に見るのが大好きだからね」
「アイスコーヒーのペットボトルに何か浮かんでいるよ」
「これはねネコチャン、カビだよ。口を付けて飲み続けているとこうなる」
ぼくはペットボトルを冷蔵庫にしまった。
「いい加減クーラーを掃除しようと思うよ」
「ネコチャンはクーラー掃除してほしくないよ、掃除機が嫌いだからね」
「それなら仕方ないね」
諦め悪くクーラーを作動させて、ただカビの臭いだけを撒き散らす。
「これもカビだよ、見えないけど、においがあるだろ」
「カビって愉快だね」
猫が笑うのでぼくもなるほどと笑った。猫のおかげでニャンニャンネコチャンピポパポポが少し収まっていた。
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