暴走するマーナⅡ

何に使われますか？ と、ちょっとだけ白髪の話

　少し前、銀行でお金をおろしました。
　マーナにとっては微々たる額だったのですが、銀行にとっては大金だったらしく？？？
「何に使われますか？」
　と訊かれたのです。

　ムッ、としながらも、
「生活費です」
　と答えたら、窓口のおねえさんは、
「生活費……」
　と、ちょっと首を傾げはりました。

　生活費にしては、エライ大金やと思いはったのでしょうか。ホンマ、微々たる額やのになぁ……。(この見栄っ張りっ!)

　でもこれ、昔からありますよね。
　大金(見栄っ張りっ!)を預かってもらっていることには感謝だけれど、自分のお金を自分でおろすのに、何に使われますか？　は、ないよね。

　銀行関係の方、来てくださっていたら、ごめんなさい。

　だって、よく考えてよ。標準語やから、まだ聞けるんですよ。
　これ、大阪弁で言うてみ。
「あんた、このお金、何に使うのん」
　って、イヤラシわぁ。
　敬語で言ってみても同じです。
「お宅さん、このお金、何に使わはりますの？」
　よけいにイヤラシいわっ。

　ただ昨今、さまざまな詐欺が増えているから、銀行も慎重になっているのかもしれません。
　特にマーナなど、白髪を染めないグレイマダムなので、後期高齢者に見えるのでしょう。
　そう考えると、窓口のおねえさんをマーナの口で攻めるのも、ちょっとなぁ……。
　やはり白髪がいけないの？

　醜さは許せるけれど、手抜きは許せない。
　シャネルが、こんなふうなことを言っていました。実際は、もっと別の言い方でしたが、生まれつきの顔かたちは変えられないが、ズボラで綺麗にしていないのは許せない、ということらしいです。

　シャネルのこの伝でいけば、美に関してはマーナは一次予選敗退、あら、いやだ、指が勝手にこんなふうに動いたわ。ヽ(`Д´)ﾉﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
　でも、そうなのです。

　オット、今日は白髪ではなく、何に使われますか？　について書いているのでした。

　マーナより年上の某作家さんは、銀行のこの問いに対して、
「男に貢ぐのです」
　と答えはったらしいです。

　天晴れです。
　これ、使えますよね。生まれたばかりの孫が男児だった場合、あながち嘘とも言えないし。

　マーナも、何かオモロイ答えはないかなぁ、と考えています。警察を呼ばれない程度のおふざけで、です。
　だって、やはりふざけていると思うもの。
「何に使われますか？」って。

「フンッ、手切れ金よ」
　これでどうだっ!