愛くるしいほどに

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 「アノ女だけは絶対に許さない!」 ──「こぉら、やめろ。俺を追い回すのは。」そう言って笑いながらご主人様は逃げる。  アタシは少しでも側に居たくてご主人様の後を追いかける。アタシはご主人様の事が大好きなのだ。  “ピーンポーン”  玄関のチャイムが鳴った。  「あっ!ヤバい。彼女来ちゃった。とりあえずキミは大人しくしててくれよ。」そう言ってご主人様は唇に人差し指を添え、静かにというジェスチャーをしながらアタシを見る。  「クソっ!アノ女、また楽しい時間を邪魔しに来やがって!もっとご主人様とイチャイチャしたかったのに……。」  アタシは仕方なくご主人様に促されて部屋の隅で静かに待つ事にした。    
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