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気づいていたの、いつしか君が私の方を向いていないこと。
ほんとは気づいてたのに、気づかないふりをして。
いつまでも君の優しさに甘えていたの。
ごめんね。ごめん。
本当にだいすきだったの。
嘘じゃないよ。
少し癖のある髪の毛も、そのくしゃっとした笑顔も、
無防備な寝顔も、全部、ぜんぶ。
全てが愛おしかったの。
いつから、噛み合わなくなったんだろうか。
思えば、最初からだったのかな。
隣に並んでいるつもりだったのに、君は一歩先を歩いていて。
小走りで後ろをついていく私が居た。
最初は並べたのに、いつしか追いつかなくなっていた。
…なんでだろうね。
私のほかに好きな人ができたのかな。
それとも、飽きちゃったのかな。
わかんないや。わかんない。
恋愛って、難しいね。
あーあ。
疲れちゃった。
大好きだったんだけどなあ。
今日からは、自分の歩幅で歩かなきゃ。
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