シーン・その2・ギルガメシュ王の公開拒否宣言

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「・・・・」 しかし、さすがに、神です。 すぐに立て直し、タカビー姿勢を貫きます。 イシュタルちゃんはそんなの当たり前・・と、取り繕うように 「わたしは・・神ですから・・・」 ギルガメシュ王は、ビシッと指をイシュタルちゃんの鼻先に向けて、 言い放ちました。 「俺はボロボロにされたくないんでね。あと、アンタは俺の趣味じゃない」 イシュタルちゃん、もう、呼吸が荒いです。 過呼吸起こしそうです。 胸に手をあてて、苦し気な顔を見せました。 「はぁぁあ・・!」 神人生、ここまでコケにされたことはなかったでしょう。 怒髪天を衝く、とはまさにこのことです。 イシュタルちゃんは、地団太を踏みました。 「覚えてなさいよ!あんたみたいな<純正・神>じゃない奴に、ここまで言われるなんて・・ 許さないかんね!!」 ※ギルガメシュは母が神、父が人間です。 可愛さ余って、憎さ100倍ってやつです。 イシュタルちゃんは、くるりと向きを変えて、神殿に走り去っていきました。 聖娼たちも、おろおろしながらも、その後に続きます。 「おい、いいのか? あいつも一応、神だし、まずいんじゃぁ・・」 エンキドゥは、心配げにギルガメシュ王の顔を見ました。 王はフンと鼻で笑って 「そんな、柔なオンナ神じゃねぇって。 まぁ、世の男を全部、自分の物って思っているほうがやばいよ」
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