精霊馬アフターライフダービー

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 バイクに自動車、飛行機というもう素材がきゅうりだったなんでもいい。そのゆるゆるな決まりを守って作られた変わり種精霊馬がきた。最後のジャンボジェット機で終わりかと思った時、それよりも大きな巨大なロボット(きゅうり製)が明らかにゲートの大きさを無視して入ってきた。 「あの、あれですよね」 「ああ、あのあれだ。アニメ始まってからキャラ物の精霊馬もあるからな」 「あのロボット動かしているのはまたしても今年初盆の船場シンジさん。なんでも、祖先の中で一番若くてちょっとアニメを知っていたから乗らされたそうです。先に船場シンジさんから言伝が来ています。えー」 (誰もワシに賭けるな。この精霊馬を動かすのは誰であれちょっとでも動かし方を知っているやつでないと動かない。とんでもない代物です。他の親族には出来っこないよ。今年の帰省は歩きで行こうと言いました。しかし、あんたロボットアニメよく見ていただろうと言われパイロットになりました。孫の婿よ聞こえるなら聞いてくれ、ワシが見てたの別アニメ! あときゅうり苦手だ) 「だそうです」 巨大ロボットの足元で、天竺鼠車たちが猫なバスたちに追いかけられて騎手を放って走り回る騒動が起きたがどうにか沈めて、最期の一団が入ってきた。
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