[ ダルタニアン・ルグソール ]の栄光と苦悩

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それで、これは、キンメリア神話の他の巻に書いたことだが、金属アレルギー時代が関係あるかもしれない。 おそらく、新しい鉱山を見つけた。新しい鉱石だ。技術が発達していて、すぐに症状が出る毒素は取り除けるようになっていた。 だが、完全には取りきれないか、別の非常に弱い毒素が残るようになっていた。それが金属アレルギーを引き起こす。 金属に触れた部分に症状が出る。それで、金属をたくさん持っているのは、お金持ちだ。王族、貴族、武士などに、より強く症状が出る。 武器、アクセサリーを持つ者に、より強く症状が出る。工具にも金属が使われる。柱、壁などを、金属の工具で装飾、細工した時に、毒素の成分が木製の柱、家具、土の壁のようなところにも残り、そこを触って症状が出る。 だから、当初、金属が原因だと特定出来なかった。アクセサリーのいろいろな形、土器の模様など ( つまり、土器の模様を金属の工具を使ってつけると、土器の模様のような症状が出ることもあった。)、 形、模様、そのものが症状の原因と考える者もいて、アクセサリー禁止とか、土器の模様禁止を提案する者もいた。 それで、アクセサリーや武器、工具などを一斉に捨てるようなことも行われたかもしれない。壊しながら捨てるようなことも行われたかもしれない。 そのような混乱の中で、王族、貴族、武士が権力を失ったかもしれない。( フランス人がフランスに引き上げた。) それで、その時ヒエラルキーで下のほうにいた者たちが、集団で権力を持つようになった。
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