14人が本棚に入れています
本棚に追加
夏祭り
小さな町で夏祭りが開催され19時過ぎでまだ気温が下がり切る前の蒸し 暑い夜に事件は起きた。
刃渡り30センチ程度の三徳包丁を長谷川 大樹(18歳)が食品工場から持ち出し犯行に及んだ。
契約社員で今月で解雇されてからの犯行だった。
事件
暑い夏祭り。町内会、主催で行われた小規模な祭りは園児、小学生、家族連れ高齢者も居たが中高生(塾通いしていためか)は殆ど見られなかった。
パトロールをしているのは町内会の自警団がメインで警察はパトカーに待機している近所の派出所の巡査2人。
あちら、こちら近隣の市で打ち上げ花火が同じ時間帯で開催されて見上げれば花火が咲いて左右からは打ち上げられ響く爆音がからだ全体に轟いてくる。
目を充血させ包丁を握り締め人混みでその包丁を振り回したり突き立てながらながら長谷川 大樹は何処に向かって行ったのか人混みが無くなるまで犯行は続いた。
「おばさん、ギャー! 」「お母さん ギィャー!! 」
殆ど意味など持たない悲鳴と言葉を発しながらの通り魔だった。
最初のコメントを投稿しよう!