夏祭り

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大樹の手記 2 叔母とはじめて会ったのは小学校の高学年になってから、叔父さんは男性更年期でEDになっていて叔母さんは欲求不満に陥って子供の自分にも容赦せず相手を迫ってきた。 僕の下半身は対応されてなかったから手や口を 用いて欲求不満解消の餌食にされ陰部を舐めさせられて使わされた。 中学生になり下半身がそれなりに対応できるようになり叔母さんのおもちゃにされた。 高校生になっても叔母さんの行為は変わらなかった。僕は学校に馴染めず昼夜逆転の生活習慣が身に付いてしまっていた。 夜な夜な叔母さんの相手をさせられて朝は起きれず勉強もおざなりになる、叔父さんにもバレて学校は中退させられてアパートへ追い出された。 「大樹、アパートは借りてやるバイトなり何でも見つけ1人暮らししろ。何でお前があいつの相手しなきゃいけないんだ」叔父さんの紹介で食品工場の契約社員で半年勤めたら正社員になって貰うということでアパートも借りてもらった。 生活力0の僕が1人暮らしの仕方が分からなかった。朝、起きるのに目覚まし時計を買ってくれた叔父さん、叔母さんは頼りにしないと叔父さんも僕も心に決めた、がアパート暮らしに3ヶ月も経つと馴れて来て食品工場のバイトに遅刻したり勤務状態を注意されることが増えた。結局解雇され電気代が払えなくなって止められた。夏祭り、打ち上げ花火の爆音、僕は暑さと爆音で判断が分からなかった。解雇された食品工場にフラフラたちよった、守衛が止めに入り「僕は轟音を止めたかっただけなんだ」と言ったが守衛には伝わらなかった工場のラインに置かれている包丁を奪って外に逃げた。 外では打ち上げ花火の爆音と人混みで訳が分からなかった。 報道されている通り訳の分からない絶叫と共に盗んだ包丁で通り魔となり偶然にも叔父夫婦に遭遇して襲った。
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