『愛してる』

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 唇を離して呟く。  見下ろすと、白い肌にプクリと赤く突起している。 「ケーキみたいだな」  チュッと吸い上げられる。 「ああ……ん」 「感じるか?」  頷く。  感じなかったらこんな声は出ない。  開いていた手が、下腹部を通って、中心に触れる。  すでに張り詰めたそこはうっすらと濡れていて、濡音の刺激で感じたことを知らしていた。  大きな手に包まれて、上下に刺激される。 「ああ、……やぁ……あ、ああ」  胸の刺激も再開されて、もう喘ぐしかできない。両手を伸ばして空也の頭をかき抱くように回す。  耳に舌を差し込まれて、湿った音が響く。  上下に擦られて、熱がさらに集まってたまらずに腰が動く。 「はぁ、あ……ああっ空也、空也…あっ」  頭を抱いていた手で、肩を掴む。 「初音……」  名前を呼ばれると胸が熱くなる。  唇に息を感じて、閉じていた目を開く。 「空也……」  すぐ目の前にある空也の顔を両手で包む。  少し顔を上げて、自分から口づけた。 「空也……ああっ……はぁぁっん……やぁ」  ググッと上下される手に力が込められて、身を捩る。 「もぅ……苦しい……ああ」  息が上がる。
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