夏のせい

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俺は無我夢中で動き続けた。 相手のことを考えず ただただ 何も考えられなくなるくらいに。 1回。また1回。 シャワーを浴びていても シャワーを浴びた後も もう全てがどうでも良かった。 夏の暑さと 2人の汗と このなんとも言えない匂いと 何もかもを忘れたくて 何もかもを忘れられたくなくて 抑えていた自分を曝け出しては また 何もかもを忘れたくて … ゆうは 今何を 思っているのだろう 俺を受け入れて 何を 求めているのだろう … 一体俺は 何を しているのだろう ………
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