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人娘が亡くなり、
身内の居ない私は、家族葬で娘を
あの世に送り、冥福を祈って居りました♪
其所に、喪服姿で現れた彼♪
葬儀の後に、彼の身分を明かされ、娘の
婚約者だったと聞かされ、自分の亡き後、
遺された母(私)の生活を支えて、自分の
代わりに養って貰いたいと、頼まれたそう
です♪
『ほ…本当に……
わ…私の事……からかって
ない!?』
『からかってません♪
僕は真剣です♪』
『嘘よ……
突然…言われても……
どうやって、信じるの??』
『僕は、彼女と約束したん
で、今日からは、貴女を彼女
と思って養います♪』
『あ…あなたより歳上で…
こ…こんな…オバサンを…』
『歳上とか、オバサンとか
そんなの関係ありません♪』
彼曰く、将来を約束した女性との願いが
叶わぬなら、彼女が一番望む事をする♪
其れが婚約者の務めと、彼は口にして、
其の証とばかりに、初対面の私の唇にキス
してきて、義母で有って恋人だと、私を擁
護してきたのです♪
『貴女を抱く事だって出来る♪』
「あの時の龍クン……
眼が真剣で、怖いぐらいだっ
たし、圧倒されちゃった♪」
「オレは、初めて香を見て…
結香が還ってきたと思った♪
歳上とか、オバサンなんて、
これっぽっちも無かった♪」
「ありがとーー♪」(笑)
終業時間となって、オフィスを出ると、
そのまま外食して、今日は駅前の居酒屋で
お酒を飲んで、お腹を満たしました♪
其の店の鮪のカマはボリューム満天で、
1人では食べきれません♪
「銚子の出張の時、港近く
の店で食べた鮪の定食、美味
くて飯お代わりしたっけ♪」(笑)
「漁港の側の土産店でも、
安くていっぱい買っちゃった
しね♪」(笑)
「犬吠埼の灯台で、太平洋の
水平線見て感動したなぁ♪」(笑)
「観光みたいな出張だったし、
又、行ってみたい♪」(笑)
「太平洋見ながら、エッチし
て香をイカすか♪」(笑)
「もぉーー、バカ♪」(笑)
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