入学式前日

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入学式前日

あぐぅ........、しぬ.....ころされる〜、... 「もうっ、何へこたえてるの?後ちょっとで化粧マスターするんだから頑張ってよ!」 なんで俺は化粧して外に出かけてるんだろう.... 「ギブ、もぅギブだって〜、」 あれから俺の結愛さんに対しての敬語は外れた。というか話すのに緊張しなくなったからなのだが.... 「何いってるの!あの学園はみんな化粧してるんだからやっとかないと更に目立つよ!?」 そう!そうなのだ!イケメンがただでさえ多いのに昔から化粧を教えられている奴らばかりなので目立たせるの防止のために必死で覚えさせられているのだ!!! 「だからって、ここまでバチバチにする必要あるのか!?」 今の俺の化粧、コンシーラーとかでくま(夜どうし勉強させられた所為)を隠し、なんか粉塗って、赤いやつつけて、マスカラ?ってヤツもやった後、口紅も塗られる始末..... もう一度言う、こんなに沢山やらなくちゃダメか!? 「しなきゃダメ。ダメったらダメよ」 「うわ〜、でも後ちょっとなんだよね?」 後ちょっととは、国立星杯学園の入学式である。 それは1週間後に迫っていた。 「そういえば、入学試験とかないんだね?」 「あったよ?」 「......え?」 「1回テスト受けさせたでしょう?」 ほら、といいながら何故か持っていたテスト用紙を見せられる。 「これ、復習問題とかじゃなかったの!?」 「違うのwそれがw」 え、でも確かに向こうでは中学1年でやった問題だったし、今まで出されてたやつよりかは難しかったけど..... 「.....、この世界の学力ってもしかして...」 「うん♪かなり低いよ!」 やっぱりーーーー!!!
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