落ちてきた水  やがて‥8へ

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 立秋から数日が経ち、いちおう秋にはなったが、まだ真夏の猛暑がつづいていた。  それでも用事があったため、私はF町にやってきた。  私が住んでるE町の隣だった。  ちなみに用事とは、その町でしか売ってないタバコだった。  結果的には売り切れだった。  私はガッカリしながら駅へ向かった。 「やっぱり、何処へ行っても暑いな‥‥」  それでも何処か、少しでも涼しい所はないか‥‥と、別のコースを歩いていた。  すると『水来』という公園があった。  平日のセイか、人影は皆無だった。 「いや、暑さのセイだろう‥‥‥」  私は、とりあえず木陰の下のベンチに座った。
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