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すく前には、奇妙な溝があった。
少し離れた木陰に、コーヒーの自販機があったので、
「どれ‥‥1本買ってこようか‥‥」
と、ベンチから立った時だった。
奇妙な音が聞こえてきた。
私は、ん? と視線を空へ向けようとした。
直後、大量の水が落ちてきたのだ。
「なんと‥‥凄い雨か‥‥?」
いや違う。
「そう‥‥まるで滝だ」
水しぶきが空中に拡散し‥‥
「実に‥‥涼しい‥‥。しかし‥‥」
その滝のような水は、すぐ前の溝に落ちると、どんどん川となって
流れて行った。
私は興味を持ち、その川の流れを追ってみた。
川を造っている溝の幅は1メートルほどで、その公園の裏へと向かっていた。
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