2人が本棚に入れています
本棚に追加
寂しくなると連絡してくる癖をやめてよ。
その度に一喜一憂してしまう私が莫迦みたいだから。
スタンプで終わった会話を見る度に虚しくなる。
これで終わりにしなきゃ。
もうやめよう、もう諦めようって思うのに、
そんな思いは不定期にくる君からの
「何してる?」にかき消されてしまう。
もう連絡してこないでよ。やめてよ。
期待なんてしないと決めたはずなのに。
忘れたはずだった、つもりだった。
君のことなんてもう好きじゃない、と友達に豪語した。
周りはホッとしたような顔をして、
あんな屑は忘れてしまおうと言った。
あんな屑は見たことがないと言った。
それを聞いて、
や、良いところもあって…と言いかけて、
そして、
飲み込んだ。
君と別れた後、何人にも会った。沢山紹介された。
でも、どうしても好きにはなれなくて。
人としてできた人でも、恋心は抱けなくて。
君のようには、思えなくて。
君と何が違うんだろうか。
たぶん、全て同じで、全て違う。
君の〝それ〟は天性の才能だと思う。
自覚してない訳はないと思うけれど。
いつか、君が後悔する日が来たとしたら、
私はきっと、幸せ。
地獄に堕ちろよ、ばかやろう。
最初のコメントを投稿しよう!