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「忘れてた。ごめんなさい」
「そんなちゃんと謝る必要ないわ。現に私の場合、基本朝型やし。昼もたまに日陰におれば何ともないしな」
「吸血鬼さんによって違うの?」
「皆、基本的に夜型の方が多いな」
「なんで、久志朗さんは朝型なんだ?」
「花の手入れ朝にちゃんとしたいねん」
久志朗は食堂から見える内庭をみやって、ほんの少し目を細めた。
「らんぷちゃん」
「うん?」
「今から庭の手入れするんやけど、今日はどうする?手伝うか?」
「手伝う!」
「それやったら、しっかり麦わら帽子被りや。水分補給もこまめに」
「うん!」
当初の約束通り、らんぷは内庭に咲く花の手入れを手伝ったり、育て方を久志朗に教えてもらったりして日々を過ごしている。
久志朗はらんぷに1つ1つのことを丁寧に教え、花言葉やその花の名前の由来を教えたりもするのだ。
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