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第四話《さあとれいの作戦の巻》
バーン!🔫
美:きゃあ!バタッ!
り・れ:…。
ゲ:お、おい!何やってんだ!どうして美ーをやったんだ!
ゲームマスターがれいを殴る✊
れ:ごほっ!
落ちた銃をゲームマスターが拾った…。
ゲームマスターがれいを銃で撃とうとする。
り:やめて!
ゲ:ドテッ!
ゲームマスターが落とした銃をりいが拾う。
ゲ:痛っ!
り:れい、こっち来て!
れ:う、うん…。
タッタッタ👣
ゲ:くそ!え…?
り:もうこんなのやめろ!!
ゲ:…あ?…何言ってんだ?っていうかお前たち…
れ:グルよ!グル!
ゲ:やっぱりな…。こうなった経緯を教えろ…!
り:はぁ。お望み通り教えてあげる…
…さあが殺されたその夜…
美:グーグー(-_-)zzz
れ:もじもじ…はあ…
り:大丈夫?
れ:えっ!は、はい…。
り:トイレ行きたいの?
れ:え…?
り:分かるよ…。3日行ってないし…。トイレの行き場所教えてあげよっか?
れ:あ…いや…。大丈夫です…。
り:気にしてるの…?さあのこと…
れ:…え?
り:もういいよ…さあのことは…。
れ:あ、あの…ごめんなさい!人狼じゃないのに…。
り:ヒントなんて隠されてるわけがない…しょうがない…。しかも、れいだって妹…失ったじゃない…。
れ:…うん…。
り:同じだよ…。まぁ、とりあいずトイレ行こう…。
れ:あ…。
り:遠慮しないで…。ちょうど私も行きたい所だったし…。
れ:あ…はい。ありがとうございます。
🚽にて…
ガラガラガラ🚪
り:おかえり。
れ:あ、ありがとうございました…。
り:ねえ…味方になろ…!
れ:み、味方…!?
り:うん。私自身、れいは市民だなって分かったし、最初から美ーが人狼何じゃないかって思った。
れ:え…でもなんでそう思ったのですか?
り:…両方とも勘だよ…。
れ:え…?勘…?
り:うん。勘。でも私は自分の勘を信じる。人狼は絶対あいつ。
れ:…だよね。私もそう思ってた。
り:え?れいも?
れ:あのあと、さあちゃんが打たれてしまった時、ある違和感に気づいたの…。
り:違和感?
れ:最初はあんなに冷静で優しかったのに、ななが殺された時から調子のったみたいに…急に…。
り:うん。言葉に表せないけど…少し変わったよね。
れ:うん…。でも、私が早くあの違和感に気づいていれば、さあちゃんも死なずに済んだと思うんだ。 私のせいなんだ…。
り:違うよ…。私も言えばよかった…。あの時…。でもさあとななちゃんは、死んでないと思うんだよね。
れ:え?死んでない?どういうこと?
り:れいは、気づかなかったの? 普通に銃で撃たれたら血が出るはず。でもあの時ななちゃんとさあは全然血が出なかった…しかも息もしていた。おかしい…だから、絶対さあとななちゃんは死んでない!
れ:確かに…良かった…。
り:そして、もう1つ気になったことがあるんだけど…
れ:何?
り:何か新しい情報をつかむために、夜寝たふりをしてたんだ。そうしたら近くに、ななちゃんらしき人が通った気がして、そんなことないだろうって思ったんだけど…。
れ:え?でもそんなことないでしょ…。ななが通るなんて…。
り:でもやっぱり顔を見た限り、ななちゃんだったんだよね。
れ:もしそれが本当だったとしたらどういうことなの…?
り:よく分かんないけど、明日あなたか私が追放されると思う。だから明日が本番だ。
れ:本番…?
り:そう。明日、れいは美ーを信じるふりをして、私を疑え。
れ:え…そうしたらりいちゃんが…。
り:そして、私を殺すってなった時に、私に殺させてと言って、れいが銃を渡される。
れ:え?それでりいちゃんを殺すの?
り:違う。それで私を打つふりをして、美ーを打つ。
れ:でもそこまで上手くいくはずないよ…。どうするの…?
り:それをやらなかったら私たちは何されるか分からない…だから一発勝負でやろう
れ:…。
り:頑張ろう…。一緒に帰ろう…。
れ:…頑張る…。頑張るけど、それをやったら何かあるの?
り:分からないけどやる価値はある。
り:それで今に至ったってわけ
れ:ゲームマスターに殴られるなんて予想外だったから、こんなにうまく繋げられるなんて…。
り:れい…よくやった!ゲームマスター、あなたは一体誰?どういう目的でやったの?私たちを出して!
ゲ:はっはははは!うまくやってくれたわね…w(仮面を外す)
り・れ:…え…?あなたは…誰?
ゲ:仮面を外そうなんて思ってなかったけど…。見た目のように私は女。名前は教えないわ。
れ:女であろうと男であろうと!何でこんなことをやったんですか!
ゲ:そこまで教えられないわ。性別を教えただけで、感謝しなさいよ!
り:はあ?上から目線で…!銃で撃つぞ!!
ゲ:は?何言ってんの?多分、その銃の中には玉は入ってないわ。打ってみなさいよ!
り:望むもんなら望ませてあげる!
カチャ!
り:え?
カチャカチャ!
ゲ:やっぱりねw撃ちすぎて、玉無くなったんでしょwwあんなに頑張ってくれたのに、哀れなことw
れ:嘘…。
ゲ:そっちこそ、あんな上から目線でやってくれたし…私も本気だしていいかな?
れ:りいちゃん…。どうしよ…。
り:どうしよって、あいつ銃とか持ってないじゃん!勝てるよ!
ゲ:勝手に銃ないって決めつけないでくれる?あなた達に見られないように隠してたのよ…。見なさい!
り・れ:あ…。
ゲ:ハハハハハ!バカね…w
な:ゲームマスター様、準備が整いました。
さ:本当に醜い奴ですね。こっちは準備が満たんなのでもういいでしょうか?
り:え…?
れ:なな?さあちゃん?どうして…。
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