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夢
私にはある夢を見る。そのせいで、毎日だるい。寝ているはずなのに...。
あの夢のせいだ。奇妙だし、怖い。その夢は、毎日続く。もう嫌だ。
その夢というのは...おじいさんの事だ。そんな話してたら、何か、凄く眠くなってきた。寝たくないな...でも、凄く眠い。もう寝ちゃおう。もうあんな夢見ないよね…。おやすみ。
「お、来たか来たか。」「何?」「今日も1つ物語を教えよう。」
「また?何で毎度毎度、私の夢に出てくるの?」「では、読む。」「聞いてんの?」
「ある女の人がいた。でも、女の人は飛び降り自殺をしたらしい。
その人は、会社でのいびりや交友関係などで、とても悩みを抱えていたらしい。」
「物語は、これで終わる。」「は?また何言ってんの?」「じゃあ、また会おう。」
ヒュー(おじいさんが消える)「またか...。」
カーカーカーカー「う〜ん...朝、か...」またあの夢を見てしまった。
そして、私はテレビをつけた。すると、こんなニュースがやっていた。
「今朝、〇〇県〇〇市で、20代女性が亡くなっていることが分かりました。 原因は不明ですが、自殺した可能性が高いです。警察も引き続き、取り調べを続けています。」
「あ...また亡くなってしまった...私のせいで...」
私の夢の中に出てきた、おじさんが読んでいた物語の通りに、現実に起こる。
「どうすればいいの...。」これは初めてではない。これが6回目...くらいだ。
6回、私のせいで色んな事件が起こってしまっている。
自殺、殺害、放火、行方不明...あのおじいさんの読んだ通りになる。
そして...今日も。
眠たい...でも寝たら事件が起こってしまう...でも、眠気が...(グーグー)
「ハッ!!」「来たか来たか」やばい...寝てしまった。どうにかこの夢を覚ませないと!
「今日も1つ物語を教えよう。」どうしよ!物語が始まっちゃう!どうして、目覚められないの!
「では読む。」もう...終わりだ。
「目覚めると、どこか知らない所にいた。どうやら、違う世界に行ってしまったみたいだ。」
あ...あ...あ...物語聞いてしまった。どこかの誰かが、違う世界に行ってしまう。
私は、その夢を見たこと本当に後悔した。だが、もうその夢を見ることはなくなった。
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