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ソフィアーネの特技
「…え?」
「んな…」
男性二人が口々に驚きの声を洩らした
ソフィアーネ様は僕を抱えたまま、移動していた
足元の砂についた足跡が紙一枚分か髪一本分かだけ、後ろに
その僅かな移動だけで、キリーさんの横薙ぎを躱してみせたのだ
「抜いたわね?…お仕置きが必要みたいね…アラン、ちょっと下ろすわよ?」
にこやかなソフィアーネ様が怖いです…!
目もちゃんと笑ってるし、世のヒト族の男を一発で虜にしてしまえる、ある意味女神の微笑みだ
但しこの女神様は…慈愛の神さまでは決してない…
「一般人に抜剣して云うことを聞かせるなんて、ヒトとしてどうなのかしらね?」
「は!上手く避けたみたいだが、次は外さねぇ…」
その瞬間、ブレンさんとキリーさんの両耳たぶ、両腕、両足、両手に光るものが突き立っていた
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