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腕や足の急所だけを狙って投じられたのは手術用のメス
もちろんご主人さまの仕業…あーあ、やっぱり流血沙汰になっちゃったよ…
そして同時に二人の口から苦鳴が洩れ、その場に膝をついていた
あれ凄く痛いから、声も出せないらしい
…ただ、ブレンさんは巻き込まれただけな気がします、お気の毒に…
フレアータイプの袖口の内側を見せつけるように二人に近づくご主人さま
そこには結構な数の手術用のメスが納められていて、白魚のような両指に2本ずつ挟んでいても、まだ何本か残っていた
「あら、今のも避けられないの?…でも安心して?ほら、あたし医者でしょ?痛くないように、楽にしてあげようかしら?…それとも一般人にいきなり斬りかかるような公安局員なら、拷問への耐性確かめてあげようかしら?そうねぇ、治しながら、また切り刻むのも良いかもねぇ」
ソフィアーネ様の女神の微笑みは…死を司る女神のそれなんだ
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