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「降下、30秒前!」
早く降下しないと、4番機も撃墜されてしまう。
宮里たちは、装備を確認し、扉の前に待機した。
強い衝撃が機体を揺らした。
着陸成功!
「突撃、5秒前……3、2、1」
扉が開いた!
機体はまだ完全には停止していなかったが、空挺隊員たちは降下訓練で身につけた着地法を使い、ケガなく滑走路に転がり降りる。
まずは煙幕だ。
発煙筒を炊いて、大量の煙を発生させ、身を隠す。
宮里は、その間に機関銃を構えた。
機体周辺を制圧しなければならない。
煙がだんだん引いてきた。
驚いた米兵がこっちを見ている。
いったい何が起こったのか、理解できていないようだった。
宮里は機銃掃射を行い、付近の米兵を一掃し、反撃に備えて身を低くする。
着陸した機内から、続々と空挺隊員たちが降り立つ。
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