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宮里は、1台のジープが駆けつけたのを見た。
状況を調べに来たのだろう。
宮里は機関銃で掃射する。
ジープから降りた米兵は、拳銃で反撃してきた。
しかし、火力で分が悪いと判断したのか、再びジープに乗ると、管制塔に向かっていった。
日本軍機の強制着陸を、司令官に伝えに行くのだろう。
宮里も、管制塔の方へ走り出した。
ジープはやはり、管制塔近くで止まった。
先に管制塔に向かっていた空挺隊員が、それに気づき、米兵と銃撃戦になる。
あれは山本だ。
待っていろ、今すぐ応援に行くからな。
しかし、山本は撃たれ、倒れてしまう。
ジープから降りた米兵は管制塔に入っていった。
そのとき、山本の体が爆発した。
死ぬ間際に、手榴弾を作動させたのだろう。
あいにく、被害を与えることはできなかったが、山本の執念を感じた。
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