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宮里の足下に、たくさんの銃弾が飛んできた。
敵兵に発見されてしまった。
宮里の近くには、すでに炎上している敵機が並んでいる。
敵は、自軍の機体に銃弾が当たることを気にせずに撃ってくる。
ここにいたら殺される。
そう思った宮里は、まだ炎上していない敵の爆撃機の方へ向かった。
さすがに、敵は撃ってこなかった。
爆撃機が爆発すれば大変なことになることくらい、分かっているのだろう。
宮里は、磁石型の爆弾を爆撃機に取り付けると、次は資材置き場の方へ走った。
背後で、激しい爆発音が聞こえた。
爆撃機には燃料や爆弾を積んだままだったのだろう。
大爆発を起こしている。
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