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フードから現れた姿に人間達は目を見張った。
「白の女神⁉」
「話が変わったな」と青い瞳の人間が言った。
「しかし、まだ子供だ」
「いや、幼いが・・」と割る声を制止する。
そして答える。
「ふふ・・殺さんよ。まだ子供ではないか」
そう言いつつ答える唇は弓なりに笑っている。
そうだ、姿かたちがそっくりだ。
プラチナブロンドと赤い瞳。
似すぎている。
白の女神の生まれ変わりなのか?
この娘からは強い魔力を感じない。
弱々しいほどの魔力だ。
だから契約を破棄させて離してやるつもりだった。
それをさっきの父親が反抗的だから。
あの父も破棄すればいいものを頑固で逃げる気だった。
そして人間に手向かいした。
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