*暴走*

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 「君、何やってんだ。早く火を消せ!」 叫んだのはいつかユウリィに会った時に居たⅭクラスの男だ。 ゼオンは不思議そうな目を向けた。 「ラボの脳波測定だ。彼女、初めてだから(おび)えて。 麻酔で眠らせたから」 「え・・?」とゼオン。 ラボに居た研究員は全員が逃げている。 「君、その子と死ぬ気か・・!」 その声に炎が鎮圧(ちんあつ)する。 突然、熱が無くなった。 だがそこへ別動隊が来た。 銀の騎士団だ。 「え⁉」 誰もが目を疑った。 ゼオンを取り巻く人の数。 特Aの者たちを割り、進み出たのは銀色。
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