5人が本棚に入れています
本棚に追加
ラボの研究員が端末をいじりながら、戻ってきた。
「この辺り一面の魔力が急上昇し、いま急低下してます。
なんなんだ」
「測定器は1つ、振り切って破損しましたよ」
そう言って女性研究員はゼオンを見た。
「この子がここに来た直後です!」
あの時、事の異常さに特Aの者と入り乱れ、
研究員は逃げだした。
特Aは反対に追ってきたのだ。
特Aがゼオンの髪を掴んで引っ張った。
「覚えてろ、貴様」
ラボの数人がユウリィの治療をしている。
「大丈夫・・なんとか持ちそうだわ」
その声にほぅとゼオンが息を吐いた。
その途端、特Aを押しのけ銀の腕がゼオンの首を掴み宙づりにした。
「お前ら、何をやってんだよ」とカイ
「敵味方も区別できずに攻撃するガキだ、
これ以上の危険者はない」
【死ねばいいと‥思ってんだろ?】
まただ。
声が聞こえた。
ラボに居る全ての者の耳に。
最初のコメントを投稿しよう!