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第2話
新しい関係か。
そういう関係になりたいということだというのは、さすがに鈍感系ではないから分かる。でも、学生である俺たちがそういう関係になっていいのだろうか。
確か以前、インターネットテレビプラットフォームの番組でそのようなドラマがやっていたような気がする。そういう番組が好き嫌いかと言われれば、反吐が出るくらいに嫌いと言える。
つまり俺は学生のうちはそういう行為はしないほうがいいんじゃないか、と思っているわけだ。責任が取れないうちにそういう行為をするのは無責任と感じる。
俺はまだ暗い部屋の中、椅子に座り、布団を向く。エリカは俺の方をじっと見ていた。期待した目で見ないでほしい。
「シュウ、こっちにおいで」
「いかない」
「なんで?」
「貞操の危険を感じる」
「そんなことしないよー」
「そのこころは」
「一緒のお布団に入って、ゆっくり寝るの」
「そして」
「寝ているシュウに抱き着く」
「危険じゃねえか」
「抱きつくだけで危険なの?」
「とても危険」
誰がとは言わないが。俺だって思春期の高校生。そういう行為はしないと心に決めてはいるが、そんなシーンになってしまったら、どうなってしまうかがわからない。
どうなってしまうかはわからないときは、まずしないというのが大切だ。と俺は思う。
だがしかし。俺には新たな問題が起きていた。
眠い。
昨日の深夜まで宿題とかしていたから、十分な睡眠をとることができていないのだ。現在の時刻は四時。いつも起きる七時のギリギリまで寝ていたいのが俺の直な思いだ。
さて。どうやって布団に潜り込むか。
そのためにはなんとかしてエリカを布団からどかさないといけない。
「なぁ。エリカ。こっちに来てくれないか」
「どうしたの?」
エリカは布団からのこのこと出てきた。よし。
「こっからさ、星が見えているんだけど、なんの星かわかるか?」
「星? なんかロマンチックだね。これってもしかして!」
なにがもしかしてかわからないけど、エリカは窓の外にある星に注目していた。
よし。
俺はそっと布団にもぐりこんだ。なんだこれ。いつもと違うにおいがする。言うなれば、そう。女の子の香りだ。気持ちが悪いって思うかもしれないけど、そうしか表現できないからしょうがない。
やばい。これじゃ眠れない。女の子の香りが俺の意識をエロい方向に持っていって、意識を覚醒させようとしている!
「何の星かわかんないや……。あ、シュウ……」
期待をするような目をしながら、エリカは布団に入ろうとした。
追記。ここからは本編に関係ないので、読み飛ばしてもかまいませんが、読み飛ばさずに、回答をいただけると、ポン酢のモチベーションにつながります。(続きを書くという意味です)
前ペンネームは「香野ともき」今は「ポン酢」として活動をしているポン酢です。過去に読んでくださった方はお久しぶりです。その節は大変お世話になりました。
初めて知った方、初めまして。ラブコメを書いていたポン酢です。以後、お見知りおきを。
今回、過去作を投稿し始めた背景としては、昔書いた作品をそのままにしておくのはもったいないなという思いがあります。
紆余曲折ありながらもなんだかんだで書き続けた作品ですので、やっぱり読んでもらいたいという思いがありました。
そんな思いを持ちながら、いざ投稿してみると、想像以上のフォローと評価をいただくことができ、大変なうれしさとありがたさ、そして驚きがこみあげています。
そんな中、一つ疑問が浮かびました。『どこでこの作品を知ったのだろうか?』というものです。
そのフィードバックをいただきたく、Google Formを使って質問を作成させていただきました。
三項目で「知ったきっかけ」「作品を読んでみようと思ったきっかけ」「ポン酢へのメッセージ」です。「知ったきっかけ」は項目のチェック式、以外は記述式となっており、「知ったきっかけ」のみを必須回答とさせていただいています。
貴重なお時間の中、このようなフィードバックを申し上げるのは大変恐縮ですが、何卒、ご回答のほどをよろしくお願いします。
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2022年7月5日18時40分ポン酢。
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