第一話『恋の始まり!?』

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第一話『恋の始まり!?』

キンコンカンコーン キンコンカンコーン🔔 「ここ〜!私達って青春してなくない?」そう言うのは私の親友『猫羽メン』最近は恋愛に興味があるらしい。「そう?こんな良い親友がいるし、青春してるんじゃない?」で、私は、『狸原ここ』恋愛とかどうでもいいんだよね〜。でも、恋愛をしないのには理由があって…。「知らないの!?『恋愛』ってものを!」そうメンは返す。「知ってるけど…。ていうか、恋愛とかどうでもよくね?」私はそっけなく返答する。「はぁ。これだから。」そうしていると、後ろから声が聞こえてきた。「ここ〜!メン〜!」「あい!ヤッホー!」で、この私のもう一人の親友が『里水あい』クラスで一番の陽キャ。「ねぇねぇ!あいは、彼氏とかほしい?恋愛したい?」メンは聞く。「う〜ん。前はどうでも良かったんだけど、もう高校生だしそろそろほしいかな〜」あいはそう答える。「だよね!ここも大人になりなよ!」「えぇ…。そう?どうでもよくね。」私はまたどうでもよさそうに返す。 この3人は小学生の時に、全員名字に動物がはいってる事で仲良くなって、今に至るって感じ?そう話していると… 「ここ〜!」とある男友達に話しかけられた。「何?」「今日、家でゲームしね?」「あ〜。今日、留守番頼まれてるからごめん!」私はたまたま、留守番を頼まれていたので、断った。「じゃあ、今度ゲームしよ!オススメのがあるんだよ!」「マジ!?じゃあ、今度ね!!」そう言って、会話は終わった。 「はぁ。ここ、男友達はたくさんいるのにね。」「そうそう。今日だって、ゲームのお誘いだよ。」「なのに、恋愛してないとかもったいなさすぎ!!」とメンとあいは話している。 ーー家についてーー 「ただいま〜」と言う。すると弟のりくが「今日、友達とゲームしてるから〜!」と言ってきた。私は面倒くさいながらも、弟の部屋にお菓子と飲み物を持っていった。 ガチャ🚪 「飲み物とか持ってきたよ〜!」私は言う。「サンキュー!」「あ!お邪魔してまーす!」そう言われた瞬間私は目をそらしてしまった。「じゃあ、ゆっくりしてってね〜!」「ありがとうございます!」そう言われた瞬間目が合ってしまい、私はなぜか『ドキッ💘!!』としてしまった。こんな気持ちはあの時ぶりだ…。それから、あの『ドキッ💘!!』の正体について私は考えた。 ーー次の日ーー いつも通り、メンと通学をしていると後ろから声を掛けられた。「あ!りくのお姉さん!」「ん?あ〜!昨日の!!」「そうです!昨日はありがとうございました!」「いや、全然!!」と軽く挨拶をして、走っていった。「あの子何?彼氏?」「それはない。ただのりくの友達。昨日、家に来てたの。」「ふ〜ん」 ーーお昼の時間に…ーー 「狸原先輩いますか〜」と誰かが来た。昨日のあの子だ。「何〜?」「お昼ごはん一緒に食べません?」「あ〜、りくと3人で??」「いえ、先輩と食べたいな〜って。」「まぁ、いいけど。」「メン!あい!じゃあ、食べてくるから!!じゃあね!」「うん!じゃあね〜〜〜〜!」 「ふぅ。ていうか、名前何?」「『望月司』です!」「私は『狸原ここ』ね!どこでお弁当食べる?」「そうだな〜。屋上がいいです!今日、晴れてますし!」「いいね!屋上へレッツ・ゴー!」 そう言って、私達は屋上に向かった。 ーー屋上ーー 「ふぅ〜。やっぱ、屋上いいですね。」そう司くんが話し始める。「そうだね〜。で、なんで私を誘ったの?」「ていうか、りくは?」「これ言っていいのか分からないんですけど、りくに好きな子が出来たらしいんです!それで、その子と一緒に食べるとか!」「え、えぇ!!あのりくが〜!」「そうなんです…wで、僕実はりく以外にそんな仲いい友達いなくて…。そこで、ここ先輩を誘ったって感じです…。」「そうなんだ!私は、男友達とかたくさんいるし、全然大丈夫だけど。ていうか、今日から司くんも友達ね!よろ!」「は、はい!!」そんな会話をしながら「あ、じゃあいただきまーす。」「いただきまーす。」と言って、お弁当を食べ始めた。「うまっ!なかなかのでき!」「もしかして、自分でお弁当を作ってるんですか?」「うん!最近はね。」「すごいですね!最近、僕も自分でお弁当を作ってるんですよ!」「そうなの!?一個食べさせて!」「え!?まぁ、いいですよ!」「あざーす!」「じゃあ、これをどうぞ!」「うん!」パクっ🍴「うっま〜!」「ありがとうございます!!」「真面目に、世界一うまいかも。お世辞じゃないよ!」「そう言ってもらえて嬉しいです!」 私は、そんな日常に『楽しい』としか感じなかった。やっぱり昨日の 『ドキッ💘!!』は嘘だったんだよね…。でも、少しだけ『ドキドキ💗』している自分がいるような気がする。なんで、この子にこんな気持ち…?でも、これは気のせいだ。今日、遊びに誘えないかな?それで、その気持ちが本当か試そう! 「司くん!今日、家でゲーム出来ないかな?」私は聞いた。「え?良いんですか?」(でも、二人きりだと変に思われるかな…)「あ、でも今りくにゲーム貸してるんだよなぁ。りくと3人でも良い?」「全然、OKです!!」司くんは案の定OKしてくれた。「ありがとう!あ、そろそろチャイムなるね。じゃあね!!」「はい!さようなら!」そう言って、司くんと別れた。 ーー教室なうーー 「メン〜!あい〜!何話してるの〜?」私は言う。「え?あの子、絶対ここの事好きでしょって思って。」メンはそう返す。「はぁ!?そんなわけないでしょ!」私は慌てて否定した。「だって、昨日会っただけで、お礼もしてくるし、お昼も誘うんだよ?」「そうそう!絶対、気があるって!今日、放課後にでも遊んでみたら?」そう言われたが、「え?もう遊ぶ約束してるけど。」っと私は返した。「え!?大丈夫!?なにかされるんじゃない!?」「それはない。りくと3人で遊ぶし。」「そっか…。どっちにしろ、ここに気がないと付き合ったり出来ないよね…。」「つ、付き合う!?そんなのあるわけないじゃん!」「で、でも〜…。」「はいはい。もうチャイムなるよ!」「あ!話避けた〜…w」 ーー帰り道なうーー 「ここ先輩!」司くんの声がした。「え!?司くん!?なんで!?」「だって、りくが先に行っちゃったんですもん。好きな子とね。」「はぁ。りくも、もうそんな歳か…。」「というわけで、ここ先輩を待ってました!」「う〜ん。メン、あい、司くんも一緒で…。ってどこ行ったの!?消えたんだけど!?」なんと、メンとあいはどこかに行ってしまった。「まぁ、良いじゃないですか。行きましょ!」「う、うん。そうだね!!」そう言って、司くんと帰った。 ーー家ーー 「おじゃましま〜す!」そう司くんが言ったので、「はい!いらっしゃ〜い!」と私は言う。「じゃあ、早速手を洗ってもらってりくの部屋にレッツ・ゴー!」「はい!」ガチャ🚪「りく〜!準備できた〜?」りくに問いかける。「うん!」とりくが言ったので、なんのゲームするか話し合った。「じゃあ、なんのゲームする?」「マイ〇ラは?」「スマ〇ラとか?」「それともマ〇カ?」「う〜ん…。」「マ〇パはどうですか?定番で楽しいって感じですし!」「いいんじゃね?りく、いじけるなよ!」「は?いじけねーし。」「じゃあ、マ〇パに決定で!」で、結局マ〇パをすることにした。 ーーマ〇パなうーー 「まずは、すごろくでしょ!」「そうですね!!」「絶対、勝つぞ…!!」「あのさ!すごろくで最下位だった人、罰ゲームにしよ!」「いいですね!!」「いいけど、なんで司敬語なん?」「だって、ここ先輩がいますし。」「まぁまぁ、敬語でもタメでもいいよ。」 ーーマ〇パ最終ーー 「いけるか!!」「りくだけは…!!!」「最下位はやだよぉ!!」「よっしゃ〜!!一位だぜ!!」「マジか…。まぁ、2位だし!じゃあ、司くん罰ゲーム!!」「はぁ。男に二言はありません。正々堂々、やりますよ!!」っということで、最下位は司くんだった。「じゃあ、そんな司には、なんの罰ゲームにしよっかなぁ〜。」「じゃあ、萌え声で告白ゼリフとか?」「えぇ!?やだよぉ。」「はい!早くやれよ!」「じゃあ、司くんの萌え声告白ゼリフまで、3・2・1・キュー!」「先輩…。す、好きです…。」 その罰ゲームに私は思わず『ドキッ💘!!』としてしまった。またこの気持ち…。
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