エバ国たる日本

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 八紘一宇とは第二次世界大戦中、日本が海外侵略を正当化する為に用いたスローガンであって全世界を天皇の下に一つの家にするという意味である。家とは一番強い者が弱い者の為に働いてやる制度であって世界中で一番強い国が弱い国、弱い民族の為に働いてやる制度が出来た時、初めて世界は平和になるという発想である。つまり、その一番強い国になる為に日本は戦っているのだと戦争を正当化していた訳だ。  だから我々はもうキリスト教を統一し、次に乗り出すべきは世界統一なのであって真なる母、韓鶴子と真なる父、故文鮮明、この御父母様を基に世界は一つの家族となるのだと高らかに標榜する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)なるカルト宗教を大日本帝国が八紘一宇をスローガンにしたように世界平和の名目で日本政府が利用するとなれば、大日本帝国の二の舞である。言うなれば、旧統一教会との癒着問題を非難されることに対し何が悪いんだと開き直り、逆手に取って暴挙に出た場合に起こり得る誇大妄想実現に向けての軽挙妄動である。その危険性は全くないとは言えず、現に旧統一教会との関係を調べる必要はないと閣議決定し、無理矢理この問題を聖域に入れる、或いは闇から闇に葬っても逆らえっこないと国民を侮り奢り昂ぶる日本政府は、暗殺された当時、一議員に過ぎず旧統一教会の守護神であり宣伝塔だった安倍晋三を天皇のように国葬にしようと依然として強引に推し進めているではないか。これは謂わば八紘一宇教に侵食されて中国侵略に始まり大東亜戦争へと突き進んで行った大日本帝国のように件のカルト宗教に侵食されて極めて危険な国になる足固めを日本政府がしようとしていることを意味するのではないだろうか。  ま、キリスト教を布教させたらスペインやポルトガルに侵略されると豊臣秀吉や鎖国に至るまでの江戸の将軍が恐れたのとは意味合いを異にするが、件のカルト宗教を布教させたら山上容疑者の母のような信者が全国津々浦々に出現して徒でさえ病んでいる日本人の精神が狂って霊感商法の餌食になる、または多額の寄付金をして破産したり合同結婚に参加して日本の女が韓国の男の奴隷になったりして武力によらずとも日本が韓国の植民地になるなんて奇想天外なことが起こるやもしれないし、旧統一教会を実質宗教団体ではなく反社会的団体と知っておきながら選挙を応援してくれる集票団体として利用しているし、無論、世界征服の野望を持っている訳ではないから件のカルト宗教を謂わば八紘一宇カルト教として利用する馬鹿な真似は幾らなんでもしないと思うが、八紘一宇をスローガンに掲げた大日本帝国と旧統一教会の基本理念が余りにも類似しているから如上の考えを展開したまでだ。  しかし、強ち杞憂とならないと言えることに自民党を発足させた岸信介は、文鮮明とは二人共オフショアバランシング戦略を執るアメリカにとってストロングマンだっただけに深い仲にあったから自民党は発足時から旧統一教会と深く関係していた訳で、その主たる自民党を始め日本の旧統一教会とのずぶずぶの関係は根深いものがあり、「旧統一教会と関係が切れない政治家は政界から退場!」と山本太郎氏が断固許さない態度を示しても容易に断ち切れるものではなく、今度の内閣改造で政調会長になった萩生田が旧統一協会関連団体のイベントで講演する度に文鮮明と韓鶴子が映った写真に向かって敬礼し、私も御父母様の願いを果たせるよう頑張るから皆さんも一緒に頑張りましょうとか日本を神様の国にしましょうとか呼びかけたことが有る位だから本当にアダム国の韓国に対して日本はエバ国に成り下がってしまうのではないかという勢いだ。
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