向日葵

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あなたの家は、私の家のすぐ近く。 二人とも、父親はいない。母親だけだ。 こんな時代だから、あなたと私が、愛し合っても、なにも言われない。 [ こうしていられたらいいのに、、いつまでも、、いつまでも、、] ふたりで、泣いた。泣きながら愛し合った。 次の朝、あなたは知覧に発った。 [ 悲しいから、駅には来ないで。] あなたの小さな弟。三才の弟は [ にいちゃん~ にいちゃん~ ] そう言って泣いた。あなたも泣いて、駅まで 走って行った。
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