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王道くんがそう言った途端、食堂の四方八方から
「え、会長様を呼び捨て？」 「ありえないんだけど。」 「あいつやばすぎでしょ。」
と王道くんを罵倒する声が聞こえてくる。
えぇ〜！王道くん会長呼び捨てにするのは度胸有りまくりでしょ！
そして、今度は会計様が王道くんに話しかけた。
「へぇ〜！茜音って言うんだ！俺は生徒会会計の橘絢斗だよ〜！よろしくねぇ」
「おう！絢斗って言うんだな！よろしく！」
「…茜音ちゃんって、かわいい顔してるねぇ〜。キスしてもいい〜？？」
「え？お前何言ってんだ？」
「まぁまぁ、良いから良いから〜♪」
そう言って会計様が王道くんにキスをしようとした時、思わず
「…あれぇ？会長ぉじゃないですかぁ。」
声が出た。
腐男子である俺は傍観者として徹する。それが一番だ。しかし、この時ばかりは体が動いてしまった。
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