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だって、好きな人が王道くんとキスしようとしてるんだよ??そりゃ止めるでしょ。
食堂イベントは見たいけど好きな人のキスシーンを見る趣味は俺にはない。
「えっ、ちょっとちょっと!何してんの!」
風が小声で何か言ってきたけど気にしない。
だってもう遅いし!!言うの!!
そして、俺の声を聞いた会計様が手を止めた。
よし!キスの阻止成功!そう思った俺は続けて言った。
「会長ぉが食堂に来るなんてぇ、珍しいですねぇ?結城、嬉しいですぅ♡」
「おぉ。今日は転入生がきたからな。そういう結城も食堂に来るのなんて久々じゃないのか?」
…ふっふっふっ。疑問に思うだろ?会長がなんで俺を気持ち悪いと思わないのか。だって会長は親衛隊の奴らをよく思ってないから。まぁ、そんなことは一旦置いといて。
俺は会長に飛び切りの笑顔で
「えぇ??そうですかねぇ?」
と返した。
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