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ここでもうお気づきの人もいるだろう…
俺と風は演技をしているのだー!!
俺はぶりっ子、風は気が弱い人を演んじているよ!
まあこんなキャラやってたら案の定嫌われるわけで。
生徒会や風紀には比較的嫌われてないけど(仕事ちゃんとやってるから)、一部のクラスメイトなどからはもちろん嫌われている。
こんなことをするのにはちゃんと理由があるんだ!
それは…王道展開に巻きこまれないためだ!!
俺も風もこの日がくることを信じて嫌われてきたんだ!
してきてよかった…!!
俺が喜びを噛みしめているとでかい音をたてて教室のドアが開いた。
入ってきたのがのが転校生だと分かると
「え、なに今の音…」 「やばい奴きた?」 「ゴリラかよ…」
とクラスのみんなが口々に言いはじめた。
しかし相手は王道くん。
特に気にする事もなく自己紹介をしはじめた。
「俺は朱咲茜音だ!みんなよろしくな!」
つ、強い…!俺だったら立ち直れないぜ…!王道くんおそるべし…!
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