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【左耳のピアス】
慶くん『うん!バッチリ頭に残った笑』
私は恥ずかし過ぎて直視出来ていなかった
でも、慶くんは兄と仲良しだけど兄とは全然雰囲気が違うくて、どちらかと言うと近寄り難い雰囲気だった
でも、この日、私が醜態を晒したからか慶くんの笑った顔は凄くドキドキしていた
私はいたたまれなくなり、兄の部屋を出た
着替えて、リビングでテレビを見ていた
兄と慶くんが降りて来て
『コンビニ行くけど、何かいる⁉️』と…
暇だったし、私も行く事にした
兄と慶くんの後ろを歩いた
改めて慶くんを見た
やっぱり兄より少し大きくて
兄より少し髪が長くて
兄より派手な真っ青なパーカーを着ていた
良く見ると左耳にだけピアスをしていた
そのピアスが陽に照らされてキラキラしていた
私はそのピアスから目が離せなかった
兄『…………イチ?
……………イチ‼️』
兄に呼ばれて我に返った💦
慶くんも同じように振り返った
兄『どした?』
私は慌てて慶くんから目をそらして兄を見た
私『な、何⁉️』
兄『アイス食うか?って』
私『あ、うん!
・・・・・あ‼️財布忘れた💦
アイス、やっぱいいわ💦』
慶くん『おごるよ♪』
私『い、いや、大丈夫…です』
慶くん『篤と1ON1で負けたから』
私『……1ON1
あぁ、バスケの……
でも、私は勝負してないから💦』
慶くん『律儀やな笑
じゃあ、何か勝負する?』
私『・・・・何も勝てる気がしませんけど😒』
慶くん『じゃあ、お礼♪』
私『何の笑』
慶くん『可愛い制服姿見せてくれたお礼♡』
私『だーかーらー記憶を抹消して下さい‼️』
兄『どうせ4月から見られるんやから一緒やん笑』
慶くん『違うやん♪
何でもイチバン最初ってのがええんやん♪』
兄『お前が言うと意味深……笑』
私『とにかく、あの姿よりもあの行動
それが恥ずかしかったんです‼️』
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