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◇◇◇◇
彼女と待ち合わせ、病院へ。
病室の彼は微妙な表情で迎えてくれた。
「こんにちわ。」
「・・・・どうも。」
「骨折って両足なのね。両方ボキっと折れてるの?」
「いや、右はキレーに折れてるけど左は小指だけっす」
「あら、よかったわね?それならスグに退院できそうじゃない」
「よかったわね、って……あのー何しに来たンすか?」
「とりあえず、お見舞い?」
「桐谷が誘ったんでしょ?…はーっ!心配することないっていってンのに…」
苛立ったように頭を掻きながら溜め息もいっしょにそんなことを言う。
「それもそうよねぇ。骨折ぐらいで死ぬわけじゃあるまいし、ちょっと心配しすぎね」
「はぁ!?」
アラ、怒ったカンジね?
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