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障子の向こうは真っ赤だ。
息苦しい熱風に包まれている。
「御首頂戴つかまつるッ!」
「殿を守れ!」
「させるか!!」
「…ッ」
ガキン!
素早く抜刀し、襲い掛かる重い刀を受け止める。
ギリギリと刀のつばが競り合う。
深夜の急襲。
城が攻められていた。
一人ーーまた一人と、重臣までが倒されていく。
「舞乃を逃がせ…!」
乱破に素早く指示する。
城の奥には絶対に行かせない。
「…くッ」
日の本に名を馳せる河呂家の武将、嶋。
刀を何とか弾き飛ばし、間合いを取った。
襖が蹴破られ、あちこちで繰り広げられる戦い。
断末魔。
飛び散る血。

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