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毎日ユエを口説くこの男は、見た目で言うとかなりのイケメンだ。
白い肌に、夜空のように深く吸い込まれそうな青の瞳。
銀の髪が光でキラキラと輝く。
かなりの美青年であるレイ。
ただ、欠点を言うと、、、、
(執着心がすごいって事ね……)
この男は綺麗な見た目とは裏腹に、「欲しい」と思ったものは何がなんでも、どんな手を使ってでも手に入れようとする。
どんな手を使ってでもだ。
運が悪い事に、今回レイが最も執着しているのが「ユエ」だった。
「全く…何故君は俺になびかないんだ………まぁそんな事は今はいい。朝食だけでもいいじゃないか」
「はぁ…嫌って言っているでしょう?レイと2人きりで食事だなんて……薬でも盛られるかもしれないじゃない。危険極まりないわ」
「驚いた、なぜ分かったんだい?」
レイは「ワオ」と口を大きく開け、驚いた表情をする。
その様子をユエはギロッと睨みつけた。
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