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扉が開き終わると、2人はロビーへと足を運ぶ。
ロビーには、もう全員集まっているようだった。
「皆もう来てたの〜?私達が一番だと思ったのにぃ」
アリスはむっと頬を膨らませて拗ねたように言った。
そんな姿を見て、ユエはくすりと微笑む。
「おはよう、2人とも」
そう言って、話しかけてきたのは赤い髪色が特徴なルカだった。
つんつんとした赤い髪に黄金に輝く綺麗な瞳。
見た目は猫のように鋭さを感じるが、見た目とは裏腹に元気で活発で自由人。
それになりよりニカッと笑う姿が可愛い。
「おはようルカ、今日は早いのね」
「なぁんか今日は早く目覚めちゃったからさ…たまには早く行くかぁって思って!」
「いつもこの時間には来なさいっ」
バシッと鈍い音をたててルカの頭は叩かれる。
「あでっ!?」
ルカを思い切り叩いたのは、エミリーだった。
鮮やかな赤みがかかった茶髪。
肩まであるクルクルとウェーブした髪に、草原を現すかのような清々しいグリーンの瞳。
身長が高くスタイル抜群な女性だ。
美貌に加え、上から「ボン」,「キュッ」,「ボン」という何とも魅力的な体の持ち主。
エミリーが街を歩くと、必ず周りに男性が集まるくらい。
「痛ってぇ!!エミリー姉さん何も叩くことねぇだろ!?」
ルカは頭を両手で抑えてギャンギャンと吠える。
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