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「他の男の前でもこうなのか?」
そんなの知らない……ッ
もう当分藤さん以外の人とシてないし、藤さん以外の人としていたときのことなんて殆ど記憶に残っていない。
そのくらい藤さん以外の男なんてどうでもよくて、藤さんが与えてくれる快感が好きなのにそれを素直に口にすることは許されない。
だから答えないという意志を見せるために顔を横に向け視線を逸らせば急にナカから指が抜かれ、あたしの蜜で厭らしく濡れた指をわざとらしく見せつけてきた。
そして――
「答えたくねえならそのまま声押し殺しとけば?」
その指を容赦なくあたしの口の中に押し込まれた。
さっきまであたしのナカに入っていた人差し指と中指があたしの咥内を犯し、舌を指で挟んだり押したり弄ぶ。
あたしはそれを噛まないように、指を傷つけないように意識を集中させていればトップスを思いっきり首元まで捲し上げられた。
「ふうぅ……っ、け、」
「お前も大概悪い女だよな」
「な……で、ふぁ、」
咥内を弄ぶ藤さんの指が邪魔をして上手く言葉を発せない。それが凄くもどかしい。
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