辛抱

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辛抱

絞殺体という結末にならずに済んで良かった しみそばかすが目立ち、汚い。そんな女が寝そべっている。私はそんな女を一瞥しながら、眠いなあという自分の心の声を押し殺していた。空に手をかざしていると、あんた何してるの?っておばあさんに声をかけられる。僕は何て答えていいのかわからずに戸惑ってしまう。テレビを見ていると、僕は自分との大きな距離が出来ていると思っている。そんな自分のことを僕は悪いなあって思う。自分の内面性がネガティブなんだろうな?きっと…なんてことを考えているうちに帰りアパートのマンションの二階に上がる。するとやはり女は寝ているのだった。僕は彼女のことをそんなに愛してはいなかった。家で毎日毎日テレビゲームをしている。そして眠くなったら真っ昼間も厭わずに眠っている。昼夜逆転完全生活だ。いい加減にしてくれよって俺は何度も何度もその何その女に働けよ!と怒鳴った。俺は料理をして、俺を働かせて自分は家で眠っていたのだ。俺は参った。自分の月々のアパートの家賃が56,000円だ。参った。精神の病を患っていたから、俺がダメになったらこの女もダメになる。だから毎日毎日しんどかったよ、俺がダメになったら怖かった。 救急車のサイレンが鳴っている。彼女が錯乱してナイフを振り回している。僕はそれに怯えてしまい、おっかなびっくりになった。どうしよう?どうしよう?!動揺して、頭が混乱するパニックになる。どうしようどうしようどうすればいいんだ?どうしたらいいんだ?頭が混乱してくる。どうしたらいいんだ?!?僕は慌てて110番をかけた。すると警察がやってきて、僕は彼女から逃げた。彼女は、警察の一人に取り押さえられ、捕まった。僕はやっと安堵した。そして僕は取調べを受けることになり、実は参っていた、と自白した。警察は僕を家に帰し彼女は精神鑑定をされることになると告げた。僕はどうしようと思った。これから先どうして行ったらいいんだろうと思った。とりあえず彼女から逃れられた。これから先どうしたらいいんだろうかって考えたが、とりあえずまだ、首にはなっていなかったので俺は働くことにした。女ってつくづく恐ろしいもんだ。自分のことを搾取する人間や利用しようとする、自分を損なう人間とは、二度と私は付き合いたくないと思った。
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