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捻くれた憎悪
捻くれた面をしていた。
何かを考えていない。
僕は、静かなテレビを全て消した誰もいない部屋で、こうして文をしたためている。
新人賞を逃した。
文藝に送ったやつだった。
ダメでした。
疑いを抱かざるを得ず、自分の書いたものがなんで、こうやって書いているのに、人は評価しないのだろう?
考えたくないが、僕には文の才能がないのではないか?
そんな不安にも怯えたし、僕は有名になりたくなかった。
何か、にせき立てられる様にして、この数ヶ月、文學にしがみついた。
シツコイ
文芸誌の編集者は、僕の事を根に持っていた。
歌ってもそうだ。
好きでしている事なのに、シツコイという人達が、唄うと迷惑がる、精神的に未成熟な人々が多数いたし、僕は、彼らの目線に怒りと慟哭を抱え、呪っていた。
グゾぐぞ、ぐぞ
ニクイ
ニクイ
ニクイ
ニクイ
コワシタイ
破壊したい
怒りと憎悪は、全ての目線へ向かい、僕は顰蹙を飼う
そして、知った。
全てを破壊した後に見える世界ってのが、どんなものか知りたくなったんです。
指を組み、私は尋問する目の前のオトコに突っかかる様な笑みで、興奮を抑え切れない衝動について、意見を言いたいのだが聴いて貰えるだろうか?と尋ねた。
彼は目を渋り、ううむと疑いの眼差しで、私にそう言う事を話してもな、、、
と答えにきな臭いものを感じた。
そうー
アッソ
ならイイヨ
本当にこの世界をハカイシテヤルカラ
彼は、傍にある、一斗缶をガン!と先ず、噴き飛ばし、その後、床を破壊した。
大きな凹みがめり込み、そこには木屑が、飛び散っている。
僕は、漸くヒトというモノが如何に憎悪なのか、ようくわかったんだ。
この悲劇、僕がみたかった
ニンゲンが大量に飛び散る血飛沫をネ
トントンと、アタマのコメカミを叩いて、彼は全ての自分の頭の中にかつて経験した悪意という名の悲劇の日々に、優れていた私が仰け反る程の憎悪殺意を抱いた目の前の漢に、その特異がある事に気づいた。
人を呪うチカラが、長けている…
なんだ…コイツ…
人が変わる
豹変すると、野次を飛ばして煽っていたヤツラが、凍り付くDRYな瞳を宿していた。
人を殺せるか?
彼は、勿論YES
と、指を組み乍ら、薄っすらと不気味な嗤みで微笑んだ。
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