第一話:平凡な日常

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 バシッ 「ゆーづくん!おっはよ〜」 「っ!いったぁぁぁ......母さん!いい加減その朝からハイテンションなのやめろよ...それと、その、変なゆづくん呼びも。」 「え、いいじゃない〜。小さい頃はゆづくんだって『ママ』って呼んでくれてたのに...」 「それは昔のことだろ!!俺だってもう子供じゃないし...」 「はいはい、分かった分かった。もう...  じゃあ、大人なんだったら全部愛夢に家事任せてないで、佑月もやりなさ  い、そんなダラダラした生活してたら一人で何もできないわよ」 「う”っ...」 いきなり真面目なことを言うなよ... 確かに愛夢には全部任せてるかもだけど、あいつの花嫁修業をさせてやるために、仕方なくしかたなーく家事させてあげてるだけですし... ピーンポーン 「佑月ーちょっと出てくれるー?」 「はーい」 ガチャッ 「...ん?なんでこうが、」 「......お前な。今日朝練したいから学校早く行くって昨日伝えたろ...」 「え、そうだったっけ?わり、覚えてねぇわ、」 「どうせそんなことだろうとおもったわ。このアホ」 「こうよりかはアホじゃねーし...っ、アハハッ」 この毎日の、何気ない、こうとのやり取りが大好きだったりする... まぁこんなの絶対本人には伝えられないけれど
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