12人が本棚に入れています
本棚に追加
バシッ
「ゆーづくん!おっはよ〜」
「っ!いったぁぁぁ......母さん!いい加減その朝からハイテンションなのやめろよ...それと、その、変なゆづくん呼びも。」
「え、いいじゃない〜。小さい頃はゆづくんだって『ママ』って呼んでくれてたのに...」
「それは昔のことだろ!!俺だってもう子供じゃないし...」
「はいはい、分かった分かった。もう...
じゃあ、大人なんだったら全部愛夢に家事任せてないで、佑月もやりなさ
い、そんなダラダラした生活してたら一人で何もできないわよ」
「う”っ...」
いきなり真面目なことを言うなよ...
確かに愛夢には全部任せてるかもだけど、あいつの花嫁修業をさせてやるために、仕方なくしかたなーく家事させてあげてるだけですし...
ピーンポーン
「佑月ーちょっと出てくれるー?」
「はーい」
ガチャッ
「...ん?なんでこうが、」
「......お前な。今日朝練したいから学校早く行くって昨日伝えたろ...」
「え、そうだったっけ?わり、覚えてねぇわ、」
「どうせそんなことだろうとおもったわ。このアホ」
「こうよりかはアホじゃねーし...っ、アハハッ」
この毎日の、何気ない、こうとのやり取りが大好きだったりする...
まぁこんなの絶対本人には伝えられないけれど
最初のコメントを投稿しよう!