第一話:平凡な日常

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第一話:平凡な日常

「お兄ー!起きてよー!!学校、遅刻しちゃうよ?」 「........わかった、分かったからぁ...」 いい加減起きるって言ってるのに、毎日上に乗って体を揺らさないでくれ... てか、そもそも高一の男子の部屋に勝手に入るか? まぁ俺が呼ばれても起きないのが、悪いんだけど.... どうせまだ十分間に合う時間だろ、無視してあと五分くらい寝よ.... 「そうやってまた寝る!!もう....    せっかくお兄のために、フレンチトースト作ったのに...                                愛夢[あむ]が全部食べちゃおーっと。」 「ん......て、え!?フレンチトースト!?  あむちゃ〜んそれを早く言えよ〜できた妹だなぁ、ヨシヨシしてやるよ。」 「キッモいからぁ!...起きたんだったら早く来てね、  もう、いい加減甘いものになると行動早いんだから....」 そういって愛夢は、俺の部屋から出る。 ホント、中学生のくせにちゃんとしてるよな... 俺が中学生の頃なんて、遅刻は当たり前、ズル休みだってたくさんして母さんに怒られてたってのに....
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