恋愛相談室が出来るまで

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古典と英語の授業の小テストも合格。 体育でも、2人ペア作る時も余らなかった。 現文でも、音読に指名させなかった。 世界史も寝ずに頑張れた。 地学は、教科担任が突然小テストすることがあるけど今日はなかった! しかも今日の時間割は嫌いな科目もなかった!!本当にHappy day!!Yeah!! 「碧月、今日機嫌いいな」 ふふん。そうですとも!今日やっと鷹司慎琴似のサミュエルに会えるんだもの!! 「まぁ~ね!今日は会いたい人にやっと会えるんだ」 「会いたい人?」 「うん、まぁなんて言うの?一目惚れした……。て慎琴??」 「なに?づづきをとうぞ」 僕は、今PCに向かってるんだけど。いつの間に持ってきたか分からない椅子が隣にあり、慎琴がデスクに肘を置き、どんどん椅子ごと近づいてくるんですが??キャスター付きの椅子だか椅子ごと移動は簡単だね!……ってそうじゃない! 慎琴が近づいてくると、心臓がもたない…! PCを見てる風にして、慎琴から視線を逸らした。 膝と膝がぶつかったあたりで、左手でこれ以上近づけないようにがガードする。 「ちょっと近くない…デスカ?」 「うん?そうかな」 うん、そうだよ!!近いんだよっ! 「だいぶ、近いよ」 「いつもと変わらないだろ?」 いや、いつもこんなにも近くなくない? 「それより、誰が誰に一目惚れしたって?」 えっ。何この拷問。 慎琴本人に、君に似ているキャラクターその1に一目惚れして、今日ついに慎琴似のキャラクターその2が登場するゲームが届くのでたのしみです。 と言えと? 恥ずかしすぎるだろ。 どうやって誤魔化して伝えようか。 頭を捻って考えていると 「僕には言えないこと?」 と、慎琴は悲しそうな顔で呟いた。 その顔は卑怯だぞ。でも、言い難いよな。 !そうだ、逆に質問してみよう! 「慎琴は、なんで気になるの?」 慎琴の方に首を傾けながら聞いてみた。 「えっ。それは、……碧月が大事だからだよ」 「?!?!」 「もちろん、ここの生徒会メンバーも大事。みんなが悪い男に引っかからないか心配だし」 なんで付き合うのが男限定になってるんだァ?? この環境に慎琴が1番、毒されてるのでは? 慎琴は女性が好きなものだと思っていたけれど、そうだと仮定すると、僕にもチャンスはアリっ?! よし、今日から美容にも気をつけよう。 それにしても、碧月が大事か…。ふふっ照れるな。 「そ、そうか。でも慎琴に言えないものは言えない」 恥ずかしすぎるからねっ! 「そっか、残念。碧月は1番心配なんだけとな。」 そう言って、慎琴はしゅんとした表情をした。 えっ。かわいぃっ!僕の良心が……。 「じゃあ、引きづづき時間まで頑張って」 慎琴は僕の頭を撫でて立ち去って言った。 撫でられた時、微かに「こちらで調べるしかないか」と聞こえたのは、気の所為ってことでいいよね???
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