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恋愛相談室が出来るまで
ふぁあ。眠い…。昨日遅くまでネトゲやってたからかな?でも、そんな遅くまでやってないんだよね。
3時ぐらいまでしか本当はオールしてずっとやってたいんだけど、僕は寝な いとダメな人間で…。
とりあえず、つらい。
「碧月。大丈夫か?また遅くまでFCEにログインしてたんだろ?」
全く…。といって僕の頭をポンッと叩く、この人は我らの学園の高等部の生徒会長だ。
頭ぽんとかなんだよ。イケメンかよ…。そうだよ、こいつはイケメンだよ!てか、女子にやれ!
「ん?何が女子にやれって?ここは男子しかいないじゃないか」
心読んだな、このハイスペック男子め!
「碧月。眠いなら仮眠室で寝るか?」
そうここは、生徒会室。
で、僕は生徒会副会長の九条 碧月だ。今は放課後で生徒会室で生徒会のメンバーと仕事をしている最中である。
会長こと鷹司 慎琴が僕に聞いてくる。
ハイスペックで過保護なやつだ。
「僕が好きで夜更かししてるから、みんなが頑張って仕事にやってるのに自分だけ休むとか意味わからんし」
と言いながら慎琴の手を払った。慎琴はそうかと言い、「じゃあ、これだけ宜しくな」と会長用の机にあった3つのプリントの山の1つを僕の机の上に置いてきた。後の2つの山は1つは慎琴が自分で片付ける用で、他は残りのメンバーに配っている。
解せぬ…。
プリントをパラパラーとめくってみると、半分確認してサインするもので、あと半分は集計するものだった。
うわ、めんど。最終下校時刻間に合うかこれ。今日で終わるようなもんじゃない。てかこれいつまで。
「会長、このプリントはいつまでしょうか。」
会計の都谷 妃良が聞いていた。ナイスタイミング!
「えー確かな。、明後日」
「はい?」
「げ…」
「っ…。」
『まじ?』
上から妃良、僕、書記の斗坂 菜央、庶務の双子の六城 月海と凪流である。
今の仕事が、やっと今日で終わる~と思ってみんな必死でやってたのに…。明後日までとか鬼か!
「事実だ。さ、みんな頑張ろうか」
はいー、鷹司生徒会長のキラキラスマイルいただきました~!!
これが、僕達の日常。
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