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寝屋川市は実は史跡の多い土地です。
なので、石宝殿古墳以外にも幾つかまわる予定にしていました。
結果的には他はほとんどまわれなかったのですが。
とりあえず石宝殿古墳から近い明光寺の雷神石です。
名前がかっこいいので寄る予定にしていました。
明光寺は普通の家みたいで、中には入りにくい雰囲気です。
実際のところ入り口の門のところにインターフォンがあって、御用の方は押してくださいとありました。
ですが僕の目的は中に入らなくても達せられます。
これです。
これが雷神が封じられているという雷神石です(大嘘)
鉢かづき姫が解説版を持っています。
以下その文のテキストです。
寝屋川市指定文化財 明光寺雷神石
ここ浄土宗天照山明光寺入口の左側に「雷神石」と呼ばれる石碑があります。 この碑は、江戸時代の「河内名所図会」に「一ヶの奇石あり」と紹介され、その名のおこりは定いてはありません。 現状での大きさは、高さ一三五cm、幅七五cm、厚さ四二cmです。石材は、兵庫県高砂市付近に産する流紋岩質凝灰岩(通称・竜山石)で、近畿地方では古墳時代に石棺の材料として多く利用されています。この碑も古墳の石棺(家形石棺の身の部分)を再利用したものです。碑の上部に明光寺の山号である「天照山」 中央に「天下和順日月清明」、右に「檀主安全子孫繁」、左に「伽藍常栄佛法」、右側面に「 丁巳八月吉日 可信」と刻まれています。弘治三年は、西暦一五五七年にあたります。
寝屋川市指定文化財 明光寺十三仏板碑
明光寺の十三仏板碑は、市内に現存する十三仏板碑の中でも最も古く「雷神石」と同じ弘治三年(一 五五七年)に造立されたものです。碑は、高さ一二〇cm、幅六五cm花崗岩製の舟形の塔身部もち初七日の不動明王から三十三回忌の空蔵菩薩まで、仏事供養を司る十三の仏がまれています。下部には、 中央に「三界万霊」、右端に「逆修弘治三年丁巳」、左端に「妙円□五月吉日」と刻み、その間に三行三弾段ずつ十九名の法名が刻まれています 「逆修」とは、生前にあらかじめ死後の冥福を祈って仏事を行うことです。
首なし地蔵
お伽草子「鉢かづき」を種本とする「河州交野郡寝屋長者鉢記には、鉢かづき姫が長者の屋敷を追われ、殺されそうになったとき、その身代わりになったと伝えられている地蔵のことが記されています。
その地蔵は、かつて四つ辻のお堂に安置されていましたが、明光寺に移され、「首なし地蔵覧」と呼ばれて多くの人たちに親しまれています。
寝屋川市
市指定有形文化財とのこと。
というか、この写真から、雷神石の前で立てる場所の狭さが何となく分かるかと思います。
しかもガラスの格子扉の中にあるので、写真を撮るのもひと苦労です。
と、思ったら、
「あれ、この扉開くんじゃ……」
上下にスライド式のラッチが付いてるだけで、特に鍵とかもかかってませんでした。
で開けて撮影……なんだけど、足場が狭いので後ろに下がれず、結局接写状態に。
こここそ、超広角カメラだったからこそ撮影できたようなものです。
解説文にもあったけど、やはり石棺のフタの再利用ですね。
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